"純日本製オーガニックコットン"お取り扱い開始
今回取り扱わせていただくのは、無農薬のオーガニック純和綿100%。
純日本製のオーガニックコットンを贅沢に使ったラインナップ。
日本で目にするオーガニックコットンのほとんどが「洋棉」で、「和棉」の製品の流通は0に近いと言われています。
洋棉の方が棉の量が多いのと、価格が安いという事で、洋棉に押されて、和棉を生産する人たちがいなくなり、コストが見合わなくなってきているそうです。
和棉の特性を生かすため、漂白をしていません。
そのため、コットンの油分が残っているので水を弾きます。
拭きとるのは不得意ですが、この油分を使って洗うのに適しています。
『 拭きとる < 洗う 』
お肌にも環境にも優しい「ARAU(洗う)シリーズ」
普段の食器洗いには洗剤を使わなくても、体を洗うのも石けんを使わなくても汚れが落ちるだけでなく、油分のおかげでお肌がしっとりツヤツヤになります。
お肌が弱い方にぜひお試しいただきたいです。
岐阜市にある、マインド松井
産業として和綿100%の布を生産している企業は日本国内で1社のみと言われています。
巷でオーガニックコットンと言って出回っているものは、洋綿を使ったものがほとんどです。
『純和綿』とは、799年に大陸から渡来したのが最古とされている、外来種の綿と交配していない木綿です。 和綿は江戸時代初期頃から盛んに栽培されるようになりました。
当時は200種類ほどがあったと言われる和綿ですが、ほとんどが絶えてしまい、現在ではわずか数十種類に…
明治維新後、海外からの安価な綿や糸の輸入など様々な理由から、和綿の栽培は衰退していきました。
当時、流通しているコットンを栽培していたのが、アメリカの奴隷であったり、世界で使われている農薬や除草剤の3分の1が綿花に使われている事を知り、日本の環境や日本文化に合ったもので「衣」を作ろうと考えたのです。
『産地がわからないものは安心してすすめられないからね』
松井さんは自社農園にて種まきから収穫まで「人の手」で行い、オーガニックコットンを作っています。
無農薬栽培で純和種の棉を作り始めましたが、純和種生産できるようになるまで7年の歳月がかかりました。
そして、和綿は繊維が短いので、ゆっくりしか糸を引けません。だからこそ柔らかくふんわりした風合いになります。
太く短い糸になるため空気を含みやすく、冬は保温性・夏は通気性や吸湿性に優れています。日本で育ったから、日本の環境に合っているものができるのです。
また、漂白処理されていないため、油分を含んでいます。
このコットンでお肌を洗うとしっとりとするのはそのためです。
せっけんを使わなくても良いので、体にも環境にも負担がありません。
岡本よりたかさんの運営する"たねのがっこう" では、この種を譲り受け、種の保管、また無肥料・無農薬での栽培を始めています。
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洗剤を必要としないARAUシリーズをお勧めしておいて、オーガニック洗剤を勧めるのは、相反すると思われるかもしれませんが、このARAUのコットンをオーガニック石けんで洗濯すると、汚れは落ちるのに、コットンの油分や風合いが落ちないのです。
普段の食洗にはARAUコットンだけで、油汚れがひどいものは、少しだけオーガニック石けんを使ってと使い分けもできます。